前夜、ザーザー雨が降る中、前泊する静岡某所へ向かいます。
日付が変わる頃、予報通り雨はピタッと止み・・・。
翌朝は快晴。
下山予定の安倍の大滝方面へ車1台をデポし(安倍の大滝方面登山口手前に駐車スペースあり)、魚魚の里(ととのさと)駐車場に車を停めさせてもらい、支度して出発です。
ここには日影沢金山跡(!!)があり、遊歩道が整備されています。
遊歩道を辿っていくと・・・
長盛鋪(ちょうせいしき)跡
紅葉橋
この橋の下から入渓しました。
渓はやっぱり増水していて。
音が大きくてちょっとドキドキしますが、仲間がいるから安心です。
早速、滝が見えてきました。
ここ越えられるのかな?と不安になりますが、
ホールドを探りながら、確認しながら、登ってしまうリーダー。
ロープが出て我々も続きますが、岩が脆い所もあり気を遣いました。
上の滝は念のためロープを引いて登りますが、ホールド・スタンスとも有り、ロープはしまって、フリーで登りました。
滝を登ると885mの二俣。
左に懸かる滝は登れず。
右の枝沢から巻きました。
地形図から予想していた通り、950mあたりから滝場となります。
大滝現る。
増水して迫力あります。
左から巻きます。
もう1つ滝を越えると、渓に陽が差し込み穏やかに。
崩壊地を過ぎると、
またまた増水して迫力ある滝が現れます。
意外にも左壁が登れます。
水流に寄ったほうが良いです。
1115mの二俣を過ぎると、だいぶ穏やかになります。
今日は風が強く、あられの小さいやつが舞ってきた。
晴れてるけど気温だんだん下がる・・・。
楽しく越えていける滝が続きます。
滝が見えてきました。
下からは見えませんが、落ち口は緩いトイ状になっています。慎重に。
以降は楽しく遡行できます。
詰めに入ります。
稜線に出ると、気持ちのよい尾根道となっていました。
安倍の大滝方面へ下山します。
結構急な斜面の細い道をいく所があったり。足運びは丁寧に。
逆川が見えてきました。
時間があるので・・・安倍の大滝へ。
水量が多いせいもあり、迫力ありました!
一見の価値ありです。
1人ずつ渡る、揺れる楽しい吊り橋を渡り、車デポ地へ。
あ、まだ寒いからかヒルはいませんでした。
魚魚の里に戻り、梅ヶ島の黄金の湯で暖まる。
下山後の楽しみ。
黄金の湯からすぐ近くの近藤商店で、静岡おでんを買う。
汁も具材も黒くてよくわからないけど(笑)、じゃがいも・黒はんぺんなど5本位。
大切に自宅まで持って帰り、冷えたビールとともに食べた。
鶏皮がとろとろで一番美味しかった!
安倍川といえば、安倍川餅。
帰路のSAで購入。
安倍川餅の由来は諸説ありますが、
「その昔、安倍川上流の金山を訪れた徳川家康に、土地の者がきな粉をまぶした餅を「金粉餅」と称して献上したところ、家康公がその機知を誉めて「安倍川餅」と命名したのが由来といわれています。」
それって、日影沢金山じゃ・・・
安倍川餅ととても関係がある沢だったかもしれない。ということで、とても有意義な山行になりました。
私は初めての安倍奥でした。
スリリングな所もありましたが、振り返ってみれば面白い沢だったなぁと思います。(まだリードは難しいかなぁ)
安倍奥、また行ってみたい。と思いました!
魚魚の里(ととのさと)駐車場(7:15)-日影沢金山遊歩道紅葉橋(入渓)(7:36)-885m二俣(8:20)-1115m二俣(10:34)-1200m二俣(11:16)-1600m付近登山道(12:44)-奥大光山(おくおおびっかりやま)(12:54)-安倍の大滝への分岐・安倍の大滝往復(14:18-35)-車道(14:57)-車デポ地(15:00)-魚魚の里駐車場(15:10)