入会して2年目、Sさんから初めて?一般山行の沢登りの計画が出たので参加させてもらった。大常木谷を会所小屋跡まで遡行し、大常木林道経由で下駄小屋沢、竜喰谷を下降して出発地点に戻る周回ルートを1泊2日でこなしたが、両日とも天気が良く楽しめました。
5月30日 晴れ 一ノ瀬川林道が崩落改修工事中のため犬切峠経由でのアプローチとなり時間が余計にかかるが、今日は標高差250m、約5時間程度の行程なのでゆっくりめの10時前に林道脇の駐車スペースを出発する。木々の緑が大分濃くなり目にまぶしい。林道を15分ほど行くとカーブミラーのある一ノ瀬川への下降する尾根の入り口となる。

一ノ瀬川に下降する尾根は距離は短いが非常に急な上、フェルトソールの苦手な松の枯葉が積もっており慎重に下っていても滑るので非常に気を使った。15分ほどで一ノ瀬川本流に降りたつ。

そこから下流方向に少し下降していくと、川幅全体に立入禁止のトラロープが張られていた。立入禁止の理由はその少し先の崩落地のせいだが、その上部で林道工事をしているらしく危険なためであった。休日で工事はしていないようだが、対岸をそそくさと通過した。

その下をしばらく行くと左から1:5程度で大常木谷が合わさっていた。大常木谷に入ると右から涸れ沢の袖尾沢がすぐに合わさり、その先で5x7mの滝を伴ったスズオ沢が細い流れで合わさる。流れが大きく右に曲がるところが崩壊しているがそこにカモシカがいて慌てて逃げようとしているので進むのやめて安全なルートで逃げるのを見送った。

小さな滝が少し出始めると両岸が狭まりゴルジュ状になり、深い釜を持った3×4m滝となる。しょっぱなから濡れたくないので小さく右を巻いて越えた。

結構狭い両岸がかなり立ったゴルジュで迫力がある。

と、大きな釜を持った7m滝(五間ノ滝)となる。リーダーがロープを引いて右側をヘツリそのままフリーで登った(念のためトップは空身としたが、スタンスホールド豊富でその必要はなかった)。

その先もゴルジュガ続くが、2m程度の斜滝が3個出てくる程度で難しい所はない。

少し行くと20mクラスの滝が出てくる。千苦ノ滝だ。直登できないのでセオリー通り右の斜面を少し戻り気味に登っていき崖上の樹木を目指し斜上する。

そこから残置ザイルが張られたトラバースルートとなっているが、念のため自分たちのロープを伸ばして滝上に抜けた。

その先はしばらく開けた穏やかな流れとなるが、右からアサノハラ窪が細い流れで合わさるとすぐに山女魚淵になる。昔きた時より少し小さくなっているように感じたがトップには空身でロープを引いてもらう。途中2mぐらい泳ぎが入るが倒木を利用した突っ張り登りで1m程度の斜滝の上に抜けた。後続は、引っ張ってもらい楽にクリアさせてもらった。

2mCS滝は頑張れば登れそうだが、無理せず左の岸壁上のバンドを伝って越えた。

圧迫感のあまりないゴルジュが続き時々大きな釜を持った2-3mの滝が出てくるがいずれも登れるか小さく巻ける。

沢が一旦開け、左側の巨木や崩落地を見送ると、深い釜を持った2x3m滝となるが右側を小さく巻ける。

右からモミジ沢が合わさり、少し行くと不動滝(4m+7m)となる。下の滝の右側が登れそうだが、上がちょっと滑っておりリーダーは右から巻くことにした。上の7m滝とまとめて少し大きめに巻いたが、下段を登っても上段が難しそうなのでこちらのルートの方が楽ちんだろう。

綺麗なスロープ状の滝が幾つか続く開けた沢となり気分よく遡行できるポイントとなる。

その先で左からカンバ沢が合わさると沢が開けテン場適地が広がる。ここで釣りをしていた先行者に出合うが先を行かせてもらった。

御岳沢との二俣手前で優良物件を見つけ、今宵の幕場とした。焚き木も豊富にあり大きな焚火が今宵も出来た。

5月31日 晴れ時々曇り 翌日は5時前に起きてしまい、予定より早い7時前の出発となる。緩やかなゴーロを30分ほど登っていくと、左側に石垣が出てくる。会所小屋跡だ。

ここで大常木林道(林道と行っても写真のように所々崩壊した山道です)が横切っており、竜喰谷方面に登っていく。

シナノキノタルという名称の鞍部まで1時間以上かけてだらだらと登り、竜喰谷枝沢の下駄小屋沢方向の降りやすい斜面を下っていく。

30分ほどの下りで3mの滝を二つともなって竜喰谷に出合う。上流方向には大きな滝が見える。曲り滝だ。

時間があるので、Sさんと高森さんは曲り滝の登攀を楽しんでいた。自分は見物。

下駄小屋ノ滝(12m)は右側にロープが垂れているところを登り少し大きめに巻き降りた。

精錬場ノ滝(8m)は左側から巻き降りたが比較的新しいトラロープがかかっていた。

小滝やナメを楽しみながら30分ほど下っていくと一ノ瀬川にかかる滝が見えてきた。5m幅広滝はどちらからも巻き降りれるがロープのかかる右側から降り、時間も充分あるので昼食休憩とした。

ここまで来てしまえば、ゴールは目と鼻の先で20分程で駐車地点に戻った。今回の山行では奥多摩でも熊騒ぎがあったので熊スプレーや爆竹を持参したが、熊の気配があったのは幸い下駄小屋沢の下降部分だけであった。






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