八ヶ岳東面、地獄谷本谷を遡行しました。
美しの森駐車場は、早朝から多くの人で賑わっていました。
ハイキング、トレラン、登山等、
紅葉の進む八ヶ岳を思い思いに楽しんでいるようです。
やっぱり八ヶ岳はいいですね~
私達も身支度を済ませ、駐車場の上にある林道をどんどん進みます。

出合小屋までおおよそ2時間…


以前あったシュールな看板は、見当たりませんでした。
見落としたのかな…鹿の頭蓋骨の…
林道から河原に下ります。

水流は、出合小屋近くまでありません。
出合小屋までの水分は、必ず持つようにしてくださいね。

堰堤をいくつも越えていきます。
赤ペンキでナンバーが書かれています。No.9まではありました。
ピンクテープをよく探して効率よく進みましょう。

ようやく水流も戻り、しばらくすると出合小屋に着きました。
出合小屋は、青いトタン屋根のかわいらしい小屋です。

中には薪ストーブもあり、
冬季に八ヶ岳東面から登頂をめざす方には、大変心強い存在です。
維持管理していただいている高根山岳会の方々に感謝します。
出合小屋の前で休憩して沢装備を整え、入渓点に進みます。
赤岳沢や天狗尾根、行ってみたいところです。

ツネル東稜の看板のあるところから、
入渓しいよいよ地獄谷本谷の遡行開始です。






先の見通せない滝がありました。

2段目より先が見通せず…1段目も登らず、巻きました。

巻き道から2段目の滝を見ると、どうやらCS滝のようです。
その上も数段滝がありました。

岩が深く削られた独特の景色が見られます。
以前行った八ヶ岳西面の沢でも見られました。
八ヶ岳の沢では、他の地域とは異なる独特の景色が見られるようです。






最後はキレット小屋に向けて尾根を詰め上げます。

キレット小屋は、2025年度は休業でした。(あとから知りました)
キレット小屋からツルネまで、たいした距離はありません。
ツルネからは、晴れていれば赤岳、権現岳、立場川本谷、阿弥陀岳南稜等々
すばらしい景色が見られるはずですが、
今日はもともと曇りの予報…期待していませんでした。
景色も見られないので、さっさとツルネ東稜の下降に移ります。

ツルネ東稜の下降は、大変迷いやすいです。
常に左側の稜線とピンクテープを意識して下降しましょう。
特に2450m付近では、そのまま直進すると上ノ権現沢に下りてしまいます。
左に大きく道が屈曲するので、注意してください。
看板は、下の画像のように大きく破損していました。見逃さないように…


その先も所々道が不明瞭になります。くれぐれもご注意ください。
ツルネ東稜の看板まで戻り、ひと安心です。
予定通り、出合小屋まで戻りました。
この先の河原も迷いやすいので、陽のあるうちに林道を目指します。
日没までには林道に戻ることができました。

あとは、長い長い林道をひたすら歩いて戻ります。
途中からヘッデン下山となりましたが、
無事に美しの森駐車場へ戻りました。
ソフトクリームは当然食べることはできず、
コンビニのアイスでがまんして、帰宅の途に着きました。
冬には八ヶ岳を再訪、横断温泉の旅を計画したいと思います。
地点1(hh:mm)-地点2(hh:mm)-()-()-()