牛久です
昨年、雨で流れた奥只見の先ノ沢へ行って来ました
なお、下降予定だった恋ノ岐川は国道の通行止めと雨天のため、またまた持ち越しとなりました。
8月6日21時に離京し日付けが変わったころ、奥只見湖銀山平の遊覧船乗り場駐車場に到着。テント広げるのもかったるかったのでそのまま車の中で就寝。
6時出発に合わせて起床するとすっきりと良く晴れている。予報では7日は夕方から雨、翌日8日は午後から雨、9日は朝から雨といまいち冴えない。場合によっては平ヶ岳から中ノ岐林道下山と打ち合わせた。天候の不安要素もあり、増水に耐えられると言われているCo1535のテン場を目指すことにした。
デポ地の雨池橋には他に車は無く、好きなところに駐車できた。この橋から先は1週間前の大雨で道路が破損していて通行止めとなっている。車を降りると早速アブが寄ってくる。うっとおしいので素早く支度して林道を進む。ダムのバックウオーターには流木などがたんまり浮かんでいた。

7:35林道下に真っ白い奇麗なナメが見えてくると直ぐに二岐沢出合だ。とても奇麗だ。先を急ぐために二岐林道を行けるところまで行くつもりだったが林道はかなり上流まで行かないと二岐沢に渡っていない。ナメの奇麗さにも惹かれ、一旦出合から入渓して近くなったところで林道に復帰しよう、となった。

遡行を進めるとナメは直ぐに終わり巨岩ゴロゴロ地帯になった。荷上げや泳ぎもあり変化に富んで楽しいが水位が高いせいもありペースが上がらない。


下部ゴルジュを抜けたCo840で林道に上がる。ほぼ廃道だが沢を歩くよりは早い。途中、木々の合間から落橋したコンクリートの塊が見えた。この林道はジョウ沢近くまで通じているらしいが今回はボサと暑さに負けてCo980で沢に復帰した。

沢の印象は白い岩のお陰もありとても明るく感じる。水は透き通りとても奇麗でちっとも臭くない!
時折大きな魚がびっくりしたように上流に逃げていくのが見えた。泳いでも冷たくなくてもう雪はすっかり無くなったのかと思わせた。




ガイド本にラバー推奨とあったが確かに苔が無くてラバーが良く効く。フェルト愛好の私も今回はモンベルで出している「ラバーサンダル」を購入し持って来た。少し重いが下山時にも使用できそうだし100m6段大滝で使うのが楽しみだ。

14:00頃雨が降ってきた。勘弁してくれと思いながら進む。巻嵓沢を過ぎた辺り、5m滝の巻き途中で雷雨になり30分ほど待機。寒くは無かったが同行者がツエルトを出してくれて被ったら安心感瀑上がり。緊急用品は取り出しやすいところにしまっておくのが大事だなと感じた。



雨も上がり様子を伺う、沢は濁りが入ったものの水位は上がらなかったので鉄砲水に注意しながら遡行を再開した(先週の大雨でゴミはほとんど流されているようだったので鉄砲水を起こすことはほぼ無いと思っていた)
16:00ようやくタンスノ沢出合到着。ここに小さなスノーブリッジが残っていた。十分潜れる強度は有りそうだったがその先の6m滝が登れそうになかったのでその上の2mも一緒に右岸から巻いた。ここで唯一懸垂した。
この辺りでラバーサンダルを履いたがとても快適!岩への足の置き方を考えなくてもスタスタ歩けた。これは購入して正解だったな。核心と思われた6段100mもすんなり通過出来た。






3つある幕場適地の一番下に着いたのは17:00を回っていた。疲れていたし一番下のテン場でもいいかな?なんて思っていたがどうにも狭くてしかも増水するととても持ちそうに見えない。その上のテン場も似たような状況で、やはりCo1535を目指すことにした。
18:10頃「極上」とされるテン場に着いた。確かに少し高くなっていて砂地もあり快適そうだ。ツエルトの上にタープを張り夜の雨に備えた。雨後だったので焚火は期待していなかったがなんとか暖を取るくらいの火が熾せて大満足。食事を済ませてまったりしていると再び雨が降り出したのでツエルトに潜りこみ早めに就寝したが夜中に雷の音と稲光の眩しさに何度か目を覚ました。ツエルトへの浸水と沢の増水が心配だったがどちらも持ちこたえた。
翌朝は6:00出発予定だったがやや遅れ6:30スタート。雨は上がり、晴れ間もちらほらありの曇り空だ。撤収時に雨が降っていないと作業が捗る。






2~3時間ほどで稜線の姫の池とのことなので楽な行程だなと考えていた。遡行を進めると3~5mほどの難かしくない滝が沢山出てくる。一つだけ空身で登りフォローを引き上げた。
Co1700で左岸尾根へ逃げたがこの尾根の詰めがとても厄介な「石南花地獄」でひどく疲れた。もっと沢型をなぞれば良かったと後悔した。しかも、あとで気が付いたがこの詰めの時にラバーサンダルの左足が外れていたようだ。(中ノ岐林道まで気が付かなった!)

疲労が溜まり誰に対してとも言えない悪態をつきながら10:40、やっとのこと姫の池に着いた。雲間から青空も見え平ヶ岳も我々を労っているように見えた。しかし、10分もしないうちに雷雨となった。周囲にガスが立ち込め平ヶ岳も厚い雲に隠れてしまった。この時点で恋ノ岐川下降は諦めて登山道下山を決めた。

小川のように雨水が流れ落ちる登山道をひたすら下り13:00に中ノ岐林道の終点到着。立派なバス待ち合わせ所があった。ここからよく整備された林道を雷雨に打たれながら4時間弱歩いた。雨池橋が見えた時には歓喜の声を上げてしまった。どうにか白銀の湯の営業時間に間に合い汗を流し今回の旅を終えた。
今回、残念ながら恋ノ岐の下降が出来なかったが昨年の白沢に続いてこの山域の沢に来ることが出来た。山の健全さをどっぷりと感じられる奥只見の山が大好きだ。次は憧れの北ノ又川本流を狙いたい。






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