3/15(土) 曇り後雨
丹沢中川川大滝沢鬼石沢に会員外1名の2人で沢始め入渓してきました。20度近くあった前日から気温が急低下して寒かったですが、どうにか天気が持ったので予定通り畔ヶ丸の肩付近まで詰め上げて下山しました。
新松田駅朝一のバスの乗ると8:20頃に大滝橋に着く。この日は曇りから雨予報であったが登山客でほぼ満員。沢装備の人は皆無で、大滝橋で降りたのは我々2名だけ。とりあえず、一軒屋避難小屋で身支度を整えることにしてそそくさと大滝沢沿いの登山道を行くと1時間ちょいで小屋に到着。小屋前のベンチで身支度を整え出発する。
小屋から右岸沿いの仕事道を辿るが最初の堰堤手前が崩れていて入渓する。水量はかなり少ないが、まだ冷たくて水流は避けて歩く。
堰堤上は倒木が溜まり歩きずらい箇所が所々あるが植林帯に入って巻き歩いて行く。
沢が左に屈曲するところで最初の滝(F2:雨棚をF1)が出てくる。10mちょいといった高さだが右側が階段状になっておりフリーで滝上に出る。
その上に3x6m滝が続きすぐに12m滝(F3)が出てくる。右も左も登れるようだが、今回リーダーは左のルートを選択。ロープを引いていくが、水流のあるところはかなりぬめっているようでタワシを使って慎重に登っていく。途中1箇所残置ピンでランニングをとり滝上の立木にセルフをとって無事終了。
その上はしばらく平凡な伏流気味の流れが続き、石垣堰堤を越えると6x7mのスラブ滝が出てくる。真ん中に倒木がかかっていて少し登りやすくなっていたが、中間部のぬめりが酷くタワシが大活躍した。自分はお助けを出してもらったが、中間部で滑った。
その上は白いナメ状部分が少し続き、再び沢が左に屈曲する先に巨岩が積み重さなるCS滝となる、左のスラブ状を登り中間の大岩の上に乗る。左のCSとの間は登れそうになく、右側の方が簡単そうだが、ここはお決まりの胎内クグリにチャレンジする。
ご丁寧に大きな矢印でくぐることを推奨している。高さは3m程だがザックが引っかかるので空身で這い上がって突破した(後続にお助けだす)。
右から流入する3連の滝と石垣堰堤をそなえる枝沢を見送り、いくつか斜滝を越えて行くとこれも鬼石沢名物の巨岩の乗る石垣堰堤となる。
堰堤を右から越えると沢は右に屈曲するが、左のなだらかな枝沢が捨太郎沢右岸尾根へのエスケープルート、少し迷ったがまだ雨は降ってこないので先に進む。
ほぼ水は涸れてしまい2-3mの涸れ滝をいくつか越えて行くと3mCS滝となる。リーダーが空身でロープを引き右に立てかけた倒木に乗り、クラックに右足をねじ込んで強引に突破した。後続の自分は登れなかったので倒木をさらに積み増して登った(一応ここが鬼石沢で一番大変だった)。
その後は、ゴーロと岩盤の続く詰めとなり、右に3mのCS涸れ滝を見るところで左の窪に入り10分程度登り登山道にエスケープした。
登山道は東海自然歩道ということもあり道標の整備された良い道であった。
途中、ミツマタの群落を通過したが、開花にはまだ早かった。
一軒屋避難小屋前で一息入れ、大滝橋に向かう登山道で雨がぱらついてきて、バス停あたりで本降りとなったが、バスが10分程度で来たのであまり濡れずに帰路に着けた。いつものように、山北駅のさくらの湯で冷えた体を温めて、駅前の居酒屋で反省会をして帰京した。
同行者記録へのリンク:https://note.com/crazyhillclimber/n/n048560a99a92
大滝橋バス停(8:22)-一軒屋避難小屋(9:30/52)-鬼石上(11:30/45)-Co1220m付近登山道(13:02/10)-一軒屋避難小屋(13:50)-大滝橋バス停(14:37)