冬季の沢登りフィールドとして世附川大又沢流域の偵察に法行沢に行ってみました。林道歩き4時間、尾根歩き2時間、沢遡行1.5時間で沢の遡行はすぐに終わってしまいましたが、そこそこ運動にはなりました。今回は単独の予定でしたが、会員外のS氏が参加を申し出てくれたので同行してもらいました。
12/22(日) 晴れ
新松田駅で西丹沢行のバスに乗ると世附川流域入り口の浅瀬入口バス停に8:20分頃に到着する。そのまま車道を歩き1時間程度で浅瀬の車止めゲート、そこから少し歩くと大又沢林道入口の浅瀬橋となる。大又沢林道も最初はコンクリ道だがしばらく行くと砂利道となる。川原には所々テン場適地が散見され晩秋の焚火山行に良さげだが、上流ダムからの放流時サイレン鳴らすとの警告標識があり、実際に泊るのは考えものか・・・。浅瀬橋から更に1時間半の歩きで入渓点の中法行橋に到着した。
法行沢は、川幅2-3mの綺麗な流れではあるが、この時期の水はかなり冷たく飛石伝いに遡行していく。最初の1.5m滝も右を小さく巻き気味に越えて行った。
ミニゴルジュっぽくなり1mのCS滝は濡れるのを嫌って突っ張りで突破を試みたが滑ってしまい膝上まで浸かってしまう。濡れてしまったのでそのまま左に取りつき越えた。
右から4mの滝を伴った枝沢が流入すると釜をもった2m滝となるが、自分は濡れるの嫌い右から少し嫌らしいトラバースで越えたが、素直に少し濡れるが左をチョイスしたS氏は簡単に突破していた。冬沢とはいえ多少濡れるのは厭わずに遡行した方が楽なようだ。その先の幅広4m滝は右を登って越えた。
その先に腰上までつかる深い釜を持った2m滝が出てくるがここが本日の核心(濡れないようにした場合)。右から小さく巻けそうだが結構細かそうなので、落ちても濡れるだけと思い倒木を使った突っ張りで正面突破した。S氏はラバーソールなので倒木に頼るのを嫌い右の細かい巻きルートを選択したが上部で行き詰ったのでお助けロープを上から出してクリアした。
すぐ先に本日一番大きな滝の6m2条滝となるが、左のガレ沢登ってバンド沿いにトラバースして簡単に越えられる。
そこから先は、しばらくナメが続く癒しの渓相となる。
co720mの変則三俣を左に進路をとるが、緩やかな流れが続く。日当たりの良いところで昼食休憩とした。
特に難所もなく、昼食後15分ほどでそれ程急ではない詰めとなる。適当なところで支尾根に乗って織戸峠に到着。
織戸峠からは、椿丸を経由した尾根歩きが2時間ちょい続く。鹿柵や赤ペンキのマーキングがありバリエーションだが地図読みが出来れば問題ない気持ちの良い尾根歩きだ。
今回歩いてみて、浅瀬入口バス停から大又沢水系だと法行沢あたりまでが冬季に日帰りできる限界かと感じた。地蔵平より先には、二本杉峠からのアプローチルートがあるがこちらもいずれ試してみたい。ただし、こちら方面は林道や尾根歩きが長くなるので遡行をもっと楽しみたい方にはお勧めできない。
浅瀬入口バス停(8:19)-浅瀬橋(9:16)-中法行沢橋(10:59)-法行沢遡行-織戸峠co825m(12:45)-椿丸(13:24)-浅瀬橋(15:10)-浅瀬入口バス停(15:57)