昨年悪天候で見送った七面山~身延山の初冬ハイキング、14-15日の週末は好天に恵まれ実施できました。七面山手前の宿坊に泊って、日蓮宗総本山の身延山久遠寺までを歩くルートですが、七面山周辺の寺院区域は静謐な雰囲気をひしひしと感じとることができます。二日目の登山口に下山してから身延山までのルートは、車道と林道が大部分でちょっと残念でしたが、久遠寺を参拝して帰京しました。
下部温泉駅から30分程度で、登山口の角瀬に到着。8時前に北参道(山頂まで標高差1650m、9km程)から登りはじめました。
30丁付近から登山道に雪がつき始めますが、特に問題なくアイゼン不要で歩けるレベルでした。
御神木からニノ池(水が枯れて霜柱で覆われていた)を経由して40分ほどで宿坊の敬慎院(標高1715m)へ到着。
到着のあいさつを済ませ、本堂前の石段を登って山頂を目指します。
来た道を1時間程度引き返して敬慎院に宿泊。宿泊料4500円+開扉料2000円でした。入浴後、17時から夕食です。
食事後、6時半から御開扉、その後お勤めでマイナス3℃の本堂で8時頃まで読経の時間です。足先が凍え少々つらかったです。
翌朝は、5時半太鼓で起こされ、巻き布団はすぐに巻かれてかたずけられてしまい、6時から朝のお勤めです。本堂はマイナス5℃ですが、30分程度で解放されるので昨晩より楽です。
宿坊に戻ると朝食が部屋に準備されています。手早く済ませて7時半ごろに出発しました。
下山は表参道を2時間ちょいで下ります。こちらも50丁に分かれていて、休憩所や坊が何ヵ所もあります。
羽衣の登山口は白糸ノ滝(33m)が春木川に落ちています。
そこからは、コンクリ道と一部砂利道の林道を絡めて身延山まで(標高差700m、8km程)続いていました。地形図では点線だったのですが、車が通れる道で残念でした。
十萬部寺から1時間程度で身延山山頂(1153m)に到着。奥ノ院をお参りしたり展望を楽しんだ後に南東の尾根(参道)で下山しました。
またもや50丁石が設置された1時間半程度の急な参道の下りで久遠寺が見えてきました。
敬慎院宿泊は面白い経験でした。梅ケ島温泉に抜けるルートなども考えて再訪してみたいと思います。
12/14(土):角瀬登山口(7:52)-裏参道(北参道)-奥ノ院(12:10/20)-御神木経由敬慎院(13:25)-七面山(14:25)-希望峰(14:50/15:00)-敬慎院(15:55)
12/15(日):敬慎院(7:32)-表参道-羽衣登山口(9:45)-十萬部寺(12:00/15)-身延山奥ノ院(13:20/45)-久遠寺(15:11/28)-バス停(15:45)