一ノ瀬川竜喰谷

徒渉訓練の前日、入会2年目の本郷さんのレベルアップ山行として竜喰谷に行ってきました。増水していて滝の登攀はシャワークライミングとなり少々時間がかかりましたが、ロープワークの良いトレーニングになったと思います。

7/5(土) 曇り時々晴れ

国道411号から一ノ瀬川に入る林道は昨年から土砂崩れの為通行止め。犬切峠経由で少々大回りで石楠花橋の駐車スペースに行く。途中路面が濡れていたので昨晩降雨があったようで、案の定本流に降りたつといつもより増水していた。
竜喰谷入り、最初の6m滝は通常右壁をフリーで登るが今回は水流が被っていてロープを出した。

トップの本郷さんは上部でハーケンを1個打って中間支点をとって無事登り切った。自分も続いて登るがいつもより難しく感じた。

リーダーの本郷さんは積極的に水線を攻めるが、自分や高森さんはあまり濡れたくないので巻きが多くなる。

精錬場ノ滝も盛大に水を落としていた。

リーダーは右際を攻めて、ハーケンが打てなかったのでそのままフリーで登りきる。結構水を被っていて、自分は右を巻かせてもらいました。

積極的に難しい方をへつっていたリーダーですが、ちょっと油断してドボンです。

下駄小屋ノ滝は右のぬめった壁を練習の為あえてロープを出して登りました。

上でへつって降りるポイントですが残置ロープが頼りなかったので懸垂で処理しました。

ここから曲り滝の間に2個富士型の流れの斜滝が続きます。最初の滝は左側を登ります。

2個目の滝は真ん中のルートを登ってみましたが難しくはないです。

そして曲り滝です。先行者が滝壺で小さなヤマメを釣り上げていました。
上部のいつものルートの水量が多く、残念ながら登攀をあきらめ右側を巻きました。次回の楽しみにとっておくのもいいでしょう。

この上はナメや小さな滝が幾つか続き、日が射し始めとても美しい景観を見せてくれました。水流も透明で何度来てもいい沢だと思います。

4m滝の水流左を登る高森さん。自分は右の乾いた壁を登る。

大小屋沢手前の6m滝は右をロープを出して登る。残置P1個と上でカムを1個決め中間支点をとったが、トップは上部のナメを嫌い乾いた右の岩の隙間登った。

その先で少し倒木の煩い所を隙間を縫って通過する。

最後の2m+2mの2段滝。素直に右の岩上を辿り通過した。

しばらく癒し系を遡行していくと大常木林道との交点となる。ここで2人パーティーがタープを張って焚火をしていた。思わず泊りたくなるポイントなので軽めの焚火山行がしたくなったらいいかもしれません。

あとは大常木林道が三ノ瀬集落に通じる、途中で左の山道を選択するルートで下山する。

途中尾根を山道が大回りする所でショートカットにトライする。3年前に同じことをしていて、時間は同じで無駄に体力を使うコース取りであることを指摘される。

石楠花橋に直接出たいので山道から枝沢を下降してみる。

途中、堰堤を巻くのがちょっと面倒であったが、丹波川本流へ懸る滝には右岸に石楠花橋まで踏み跡があり困難なく駐車場に出られた。

結構いい時間になっていたので、大菩薩の湯で汗を流し、甲斐大和駅前の「雅」でイノシシ鍋と馬刺しを堪能して締めた。

その後、翌日の三条新橋での徒渉訓練に備え、道の駅たばやまに移動した。
竜喰谷は、新人に1度はリードしてもらいたい沢だなと思いました。

 


メンバー:本郷(L) 高森 坂部
山域:奥秩父
山行形態:沢登り
コースタイム:
石楠花橋P(9:30)-曲り滝(12:00/25)-大常木林道交点(14:50)-石楠花橋P(17:12)
地形図:雁坂峠・柳沢峠
報告者:坂部

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