レスキュー訓練A班・秋(海沢)

11月17日(日)

一年に2回、春と秋に行うレスキュー訓練を今年も行ってきました。今年の秋の訓練は奥多摩の海沢にて滝の横のスペースでリアルに訓練を行いました。私は実践メニューを行うA班だったのでA班の訓練の様子の記録です。

海沢園地に車を停め身支度をし、三ツ釜の滝へ向かいます。

私達A班は滝の左のスペースで訓練を行いました。

登攀中の事故想定:パーティの装備はロープ2本。リード者がロープ1本を使用残りのロープ1本でなにができるかを考える。

・滝上まで移動して介助懸垂。安全な場所に移動し、仮定した負傷所を手当てする。

・事故者を引き上げる。(ライジング) 3人の場合で3分の1システム

・スクーマン2使用により心肺蘇生法

※必ずバックアップをとり安全に訓練を行う

今回は高森さんに救助者役になってもらい、大塚さんと星野さんチーム、綿貫さんと畑チームに分かれて行いました。

まずはリーダーレスキューです。ビレイからの事故脱出を行い滝上にあがり、支点をとってリードしていた事故者(意識なし)を救助しにいきます。振り分け救助の準備をし、懸垂下降
救助者を安全な場所へ移動
三角巾で手当てをします。添え木を使い、足の骨折や腕の骨折を想定し、色々みんなで順番に行いました
星野さんは何度も練習しているのと毎回復習もしっかりしているので流れがとてもスムーズです。今回は振り分けをセットした後、実際に救助者のロープを切ったのでリアルな訓練となりました。二人分の体重がかかる懸垂下降はなかなかうまくいきません。
実際に下は滝で水があるので高森さんを濡らさないように搬送するのも体を張ってやりました。
綿貫さんは上から懸垂下降する支点を救助者の真上にとったので救助者のロープを切り、自分のロープに二人分の体重がかかっても、振られることなく降りることができました。
上腕を骨折したとき
最後はライジングシステムで引き上げ救助です。春のレスキューの時にうまくできたので今回はみなでセットし、高森さんを引き上げることができました。
引き上げるために使えるロープが1本しかないという想定だったのでどうしたらできるか頭をひねりました。

最後は心配蘇生法です。

今回の訓練は、もう何度かレスキュー訓練を行っているメンバーで、実際に事故が起こった時に自分たちで何ができるかを考え、その時の最善をつくすということで行ってみました。実際行ってみて、怪我をした人を助けるということはなかなかうまくいかず大変なことなので、怪我はしない。という結論になりました。

これからも安全に楽しく沢登りを続けていきましょう!!

 


メンバー:大塚(L) 高森 星野 綿貫 畑
山域:奥多摩
山行形態:訓練山行
コースタイム:
開始10:00-終了16:00
地形図:省略
報告者:畑

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